相続対策

相続における対策とは、単に相続税を低く抑えるための対策に限ったことではありません。

 

 

まず、「誰」に「何」を「相続」させるのか、を決めておくことは非常に大事です。

 

必ずしも争いを前提とするわけではありません。

 

大抵の場合、相続は突然やってきます。

相続人も常に準備ができているわけではないでしょう。

 

また、相続後は財産を分けるだけではなく、お葬式や金融機関・保険・不動産の手続き等、相続人は普段通りの生活を送りながら慣れないことをたくさんしなければなりません。

 

相続人が複数いたり、相続財産の種類が多岐に渡っていたりした場合、あらかじめ被相続人が遺言等を利用して定めておくと良いでしょう。

 

 

さて、相続対策をするなんてお金持ちの話しと考える人も少なくなってきたでしょうか。

 

実際、平成27年の基礎控除が改正されて以来、課税される人の割合はそれまでの倍近くとなりました。

 

国税庁発表資料

「平成30年分相続税の申告事績の概要」

https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2019/sozoku_shinkoku/pdf/sozoku_shinkoku.pdf

 

相続が突然発生するのと同時に納税の機会も突然訪れます。

 

物納が困難な今、納税に備えて自分の財産(評価)を把握して、現金や換金性の高い資産を準備すると良いでしょう。

 

 

最後に、そうは言っても払いたくない相続税を少しでも減らす対策をとりましょう。

 

これは、相続財産の評価を下げることによって実現することが可能です。

 

今の生活を維持しながら無理なくできる税金対策を行いましょう。